GGX Finance Summit 2024とは

気候関連財務情報開示が世界中で広がる中、TCFD提言を実務に定着させるための国際的な議論を日本がリードしていくことが求められているという考えから、2019年に経済産業省は世界初となる「TCFDサミット」を東京で開催しました。以降、低炭素経済への移行に向けた民間投資を促進する上で重要な役割を果たす気候関連財務情報開示の在り方や、トランジション・ファイナンスの推進、脱炭素を実現するイノベーションの社会実装に必要なファイナンスの在り方について議論を進めて参りました。

また、世界のカーボンニュートラルを進めていくためのこれから変わっていく社会のあり方、排出削減を経済の成長・発展につなげること、すなわち世界のグリーントランスフォーメーション（GX）について初めて考える場として、2022年に国際GX会合が開催され、グリーン製品の価値を評価するための市場の在り方やその評価の在り方、気候変動対策を進めるための国際協調の在り方について議論が行われました。

2023年には両イベントを統合し、今年からは、「GGX（Global GX）Finance Summit」として、トランジション・ファイナンスや産業の脱炭素化等に関する更なる議論の発展に向け、官・民・金の相互連携を推進し、各枠組みで排出削減と経済成長を両立するための国際的なルールメイクをリードする議論を実施します。